こんにちは!
今日は、「子供のために選んだ絵本なのに、気づけば自分が夢中になっている…」そんな経験がある方にぜひ読んでほしい内容です。
読み聞かせって、子供のための時間のはずなのに、不思議と親の心まで癒されたり、ハッとさせられたりしますよね。
とくに「絵が美しい絵本」は、アート作品のようにページをめくるたび感性が刺激され、親子の時間が特別なものに変わります。
今回は、そんな「子供向けだけど大人も惹きこまれる、絵が美しい絵本」を厳選して5冊ご紹介します。

ぜひお気に入りを見つけてみてくださいね。
子供向けだけど大人も夢中になる!絵が美しいおすすめ絵本5選
1. 『ねえ だっこして』
作:竹下文子/絵:田中清代(金の星社)
✨銅版画のような繊細な絵が心を包む、甘えたい子猫の物語
この絵本は、日常の中でよくある「眠たい」「甘えたい」という子供の気持ちを、小さな子ねこの視点で描いています。
田中清代さんの絵は、まるで1枚1枚が版画作品のようで、やさしく、どこか懐かしい雰囲気。
読むだけで、ふっと深呼吸したくなる、そんな静けさと温もりがある一冊です。
✅親の心に響くポイント:
- 「また甘えてるの?」と思ってしまう日でも、この絵本を読むと子供の気持ちに自然と寄り添えます。
- 忙しい毎日の中で、**「今しかないこの時間」**を改めて大切にしたくなる、心がほぐれる絵本です。
2. 『ちいさなあなたへ』
作:アリスン・マギー/絵:ピーター・レイノルズ(主婦の友社)
✨親から子へ、一生に一度のラブレター
最初の1ページから、涙腺が刺激されます。
この絵本は、「親になること」の喜びと切なさ、そして未来への祈りが、シンプルな言葉で綴られた宝物のような作品。
透明感のあるイラストが、詩のような文章に寄り添いながら、子供の成長とともに変化していく「親の気持ち」を描き出しています。
✅親の共感ポイント:
- 成長していく子どもを見守る喜びと寂しさ。
- 「あなたがどこへ行っても、ずっと愛している」というメッセージが、親の胸にまっすぐ届きます。
- 読むたびに、我が子を抱きしめたくなる一冊です。
3. 『よるくま』
作・絵:酒井駒子(偕成社)
✨「夜に読みたい」あたたかな名作
夜、眠れなくてママのところに来る小さな男の子。
そんな子どもと、くまの子「よるくま」の冒険を描いた一冊です。
酒井駒子さんの絵は、夜の静けさや夢の世界をやさしく包み込むようなタッチで描かれており、大人の心も落ち着かせてくれます。
✅親が癒されるポイント:
- 眠る前の不安な気持ちや甘えたい気持ちにそっと寄り添う内容。
- **「子供が夜中に起きたとき、ついイライラしちゃう」**そんなときこそ、この絵本が効きます。
- 子供の「不安」に、大人がどう寄り添えばいいか気づかされる絵本です。
4. 『しろくまちゃんのほっとけーき』
作・絵:わかやまけん(こぐま社)
✨世代を超えて愛される、ほっこり定番の1冊
絵本の中のホットケーキ作りのシーンは、親子で読むたびワクワクします。
「ぽたあん」「ぴちぴち」「ぷつぷつ」といった擬音語が子どもに人気なだけでなく、絵の色彩や構図が非常に美しく、大人も魅了されます。
✅大人がハマる理由:
- 「昭和レトロ」として再評価されている、あたたかみのあるデザイン。
- 一緒におやつを作りたくなる→親子の体験時間にもつながります。
- 絵本を開くと、自分の幼少期を思い出して、思わず微笑んでしまう…そんな力のある絵本です。
5. 『セミ』
作・絵:ショーン・タン(河出書房新社)
✨もはや芸術作品。社会と生きづらさを描いた衝撃の一冊
「子供向け」というより、「子供も読めるアート作品」。
オーストラリアのアーティスト・ショーン・タンが描く『セミ』は、会社で働く「セミ」が主人公。
シュールでどこか物悲しい世界観と、重厚なイラストは、一度見たら忘れられません。
✅大人が泣くポイント:
- 社会での孤独、繰り返す日々のむなしさ、報われなさ…。
- でも最後に訪れる「自由」な世界が、希望として心に残ります。
- 働くパパ・ママにとっては、まるで自分の物語のよう。読み終えた後、心が洗われる1冊です。
絵本は「子どもだけのもの」じゃない
最近の絵本は、ストーリー性もアート性も非常に高く、大人が読んでも深く楽しめる作品がどんどん増えています。
日々、子育てに奮闘する中で、
「イライラしちゃったな…」
「もっと余裕を持ちたいな…」
そんな風に思うこともありますよね。
でも、絵本を読む5分間だけでも、
子供と一緒に「心が通う時間」を過ごせると、自然と気持ちが整ってくるものです。
まとめ
今回は、絵が美しくて、大人も夢中になる絵本をご紹介しました。
どの絵本も、単なる読み聞かせの枠を超えて、親の心も動かしてくれる作品ばかり。
お気に入りの一冊を見つけたら、ぜひ親子の「寝る前の絵本タイム」に加えてみてくださいね。

心が少し疲れたときこそ、絵本の力を信じてみましょう!